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ソムリエ2年生がワイン初心者向けにワインのことや、ソムリエ試験受験者のためにソムリエ試験対策などについて書いていきます。

ヴィレ・クレッセ レピネ/ドメーヌ・リケール

おすすめのワインのご紹介です。

 

ブルゴーニュのドメーヌ・リケールが造る「ヴィレ・クレッセ レピネ」

シャルドネ100%

 


 

 

 

これはコスパがめちゃくちゃ良いです。

 

僕がソムリエとして働いているお店でよく使っています。

 

グラスに注ぐと外観はきれいなイエロー。

香りは、凝縮された柑橘系のアロマ。樽の香りやバターのような香りもあります。

温度があがるとハチミツっぽく変化していきます。

 

濃厚で力強い味わいです。酸もあるため、重すぎずバランスのとれたしっかりめの白ワイン。

 

白身魚のフライや、クリーム系のパスタとかとも相性が良いです。

 

このワインについてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

近年、注目されている「マコネ」

ブルゴーニュシャルドネを飲まずして白ワインを語れない!というぐらい世界中の白ワインの生産地の中で軍を抜いて人気があるのがフランスのブルゴーニュ

 

ブルゴーニュについてあまり詳しくない、という方はこちらの記事もぜひ読んでみてください!

 

www.sonflower-wine.com

 

 

そんなブルゴーニュの中で有名なのが「ムルソー」や「シャサーニュ・モンラッシェ」などでしょう。

この「ムルソー」や「シャサーニュ・モンラッシェ」があるのが「コート・ド・ボーヌ」

コート・ド・ボーヌの白ワインは非常に品質が高くて人気がある一方で、年々値上がりが激しいです。 

 

そんな中、最近注目を集めているのがコート・ド・ボーヌよりも南にある「マコネ」という地域です。

「マコネ」地域のなかに「ヴィレ・クレッセ」という地区があります。

そこで生産されたシャルドネを利用して造られたのが、今回ご紹介している「ヴィレ・クレッセ レピネ」

「マコネ」が近年注目されるきっかけをつくった生産者の1つがドメーヌ・リケールです。

 

ドメーヌ・リケール

さてドメーヌ・リケールとはどんな生産者なのかご紹介致します。

 

当主のジャン・リケールはフランス人ではなく、ベルギー人

ドメーヌ・リケールを立ち上げたのは1998年。

 

「自分たちが食事のときに飲みたいワインを造る」というのが、ドメーヌ・リケールのワイン造りにおいて大事にしていることです。

このような考えのもとで造られたワインは飲み疲れすることなく、料理と寄り添ってくれます。

 

生産したぶどうの収穫は手摘みで行い、空気の圧力でやさしく圧搾。

樽で熟成させているときは頻繁に櫂入れを行い、澱を撹拌し、澱からの旨味成分を最大限に引き出します。

澱から得られた風味を損なわないように新樽比率は10%に留めています。

 

抜栓して2時間ぐらいたってから本領を発揮してくるリケールのワイン。

おすすめです。

 


 

 

コスパ抜群のバルバレスコを飲んでみた

今回は昨日に飲んだワインをレビューしていきます。

 

そのワインがこちら!

 

 

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Barbaresco Reserva /Bell Colle
バルバレスコ リゼルヴァ / ベル・コッレ

 

品種:ネッビオーロ

 

グラスに注いだ瞬間に心地よいオークの香りとバニラのような香りが立ち上ってきます。

他にはキノコのような土っぽい香り、枯れたバラやラズベリーのような香りも感じ取れます。

 

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外観は熟成が進んだ感じの煉瓦色。

口に含んでみると果実感はあまり感じられなく、すこしピークは過ぎている感じ。

紅茶のような味わいに少しタンニンとスパイシーさが感じられました。

 


 

 

3000円以内で購入することができる、このバルバレスコ

しかも2006年。

コストパフォーマンスは最高だと思います。

熟成したバルバレスコを飲んでみたい方はぜひ!!

 

 

この日は煮込みハンバーグと合わせてみましたが、見事なマリアージュで美味しくいただきました!

煮込みハンバーグのソース的なやつは赤ワインとトマトケチャップとコンソメのソースで煮込みました。

トマトケチャップと赤ワインの酸味がバルバレスコの酸味とバッチリあっていました!

 

 

バルバレスコとは? 

「ワインの女王」と称されるバルバレスコ

そんなバルバレスコについて簡単に解説したいと思います。

 

 イタリアのピエモンテ州にあるDOCGの一つです。

 

同じピエモンテ州には「王のワインにして、ワインの王」と称される「バローロ」があり、イタリアのワインの中心となっています。

 

バルバレスコバローロネッビオーロという黒ブドウのみを使った赤ワイン。

バローロは細やかな酸味と重厚感を感じるタンニン、そして獣やなめし革のような香りが特徴とされています。

一方でバルバレスコネッビオーロのもつ繊細さや優美さが特徴となっています。

 

一昔前は「バローロの弟分」として影に隠れている時代もありましたが、現在ではバローロとは異なる特徴を押し出し、「ワインの女王」と呼ばれるまでになりました。

 

 

 

そんなイタリアを代表する「バルバレスコ」を3000円台で!

しかも熟成したバルバレスコ

ちょっと飲み頃のピークを過ぎている感じはありますが、 熟成したバルバレスコを飲んでみたい方にはおすすめです!

 

 


 

 

ワインを頼むときに決まり文句のように「辛口のやつ」といってくるやつ

近年、ワインはチリワインなど安くて美味しいワインが日本にたくさん入ってくるようになった。

ちょっと小洒落たバルやカフェ、イタリアンなども増えてきて、

ワインを飲む機会が増えてきている。

ソムリエの僕にとってはとてもうれしいことである。

 

しかし、ワインを飲む人が増えてきて変な注文の仕方をするひとも増えてきている。

今回はその一例をご紹介していきたい。

 

 

曖昧なワインの注文の仕方をする困ったやつら

お客様がワインを注文するときに「辛口で」「飲みやすいやつ」「甘いやつ」みたいな注文のしかたをする人が多すぎる。

このような注文の仕方は曖昧すぎて、店員をこまらせている。

 

「辛口」とはどういうことなのか。

ワインは基本的に辛くはない。今までワインを飲んで「辛い」と感じたことはない。

近い感じだとスパークリングワインのキリッとした酸味があり、炭酸の刺激があるやつぐらいだ。

この人達は本当に今までに「辛い」ワインを飲んだことがあるのだろうか 

そもそもワインは葡萄から作られているから「辛い」わけがない。

 

 

「甘いやつ」

これも厄介だ。

どのぐらい「甘い」やつを想像しているかがわからない。

「甘いやつ」と言われて、デザートワイン ぐらい甘いやつなのか、フルーティーな味わいのやつがいいのかわからない。

 昔、「甘い感じのワインください」といわれてデザートワインをだしたら、「これではあますぎる」と言われたことがある。

 

 

最後に

「飲みやすいやつ」だ。

これもすごく曖昧で店員を困らせる言葉だ。

「飲みやすい」のは人それぞれ違う。フルーティーな感じが飲みやすいと感じる人がいれば、飲みにくいと感じる人もいる。

酸味がある方が好きな人もいれば嫌いな人もいる。

「飲みやすい」のは人それぞれ違うから、もっと具体的に店員に伝えたほうが良い。

 

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Image by ponce_photography on Pixabay


 

 

みんながワインに詳しいわけではないのはもちろんわかっているが、あまりにも曖昧すぎる。

ちゃんと聞き出せない店員も悪いが。

 

これではお互いに不幸である。

お客様はせっかく美味しい料理と美味しいワインを楽しみに来ているのに、好みのワインが飲めなくて、

お店側は美味しいワインを仕入れて提供しているのに、そのおいしさが伝わらなくなってしまう。

 

 

 

ワインの注文の仕方

では、どのようにオーダーすれば店員に伝わりやすいのか。

 

おそらく「辛口」はすっきり爽やかなタイプのワインだろう。
僕がいままで接客してきた経験では「辛口」と頼まれたら、「すっきり爽やかタイプ」のワインを出せばほぼ間違いない。

僕は毎回「辛口」と頼まれたときに聞いているのは「辛口でスッキリタイプのワインですか?それともしっかりめのタイプですか?」ということだ。
ここまで聞き出せればワイン選びは簡単になる。
「辛口でスッキリタイプ」であれば、ソーヴィニヨン・ブランを出せば間違いない。
「辛口でしっかりめ」と言われたら、樽熟成されたシャルドネを出す。
といった感じだ。

 


注文する側も「辛口で」のように一言で終わるのではなく、もう一つぐらい何か好みを伝えれば、
お店で好みではないワインを飲むことも少なくなるだろう。

ワインの好みがわからない人もいるだろう。そういう人は「料理に合わせてください」と注文するのが一番無難だと思う。
お店の人はこの料理にはこのワインが合うというのを一番理解しているはずだから、ハズレは少ないだろう。


ワインをお店で飲むときに提供する側も飲む側もハッピーになれるように注文のしかたをもう一度見直してみよう。

 

 

SAKE DIPLOMA取りました

ずいぶんとご無沙汰しています。

更新していない間にいろいろとあり、更新できませんでした。

 

その「いろいろ」の一つが、タイトルにあるように「SAKE DIPLOMA」です。

SAKE DIPLOMAとは、日本ソムリエ協会が2017年より始めた日本の「お酒」に関する資格です。

つまり、日本酒や焼酎についての資格になります。

 

まあでもほとんど日本酒がメインとなってます。

 

そんなこんなんでSAKE DIPLOMA資格を取得いたしました。

 

前年にソムリエの資格を取ったので、それに比べると比較的簡単だったように感じました。

 

SAKE DIPLOMAとは

SAKE DIPLOMAについてもう少し詳しく説明したいと思います。

 

ソムリエ協会のホームページには以下のように書いてあります。

我々の伝統的な食文化である和食と日本酒を取り巻く環境は大きな変化を迎えています。 このような現状を踏まえ、2017 年に当協会は、皆さまが日本酒に関する知識を深め、技量を向上させることが、日本の食文化のより一層の普及と向上に繋がるものと考え、日本酒に特化した認定制度である「J.S.A. SAKE DIPLOMA」を発足致しました。

 

 

 

2013年に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

それによって和食が世界全体に広まり、日本のお酒である日本酒も世界でより認知されるようになって来ました。

 そのことは日本酒の海外輸出量を見ればわかると思います。

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日本酒の海外輸出量推移

出典:国税庁 清酒輸出金額・数量の推移について

 

 

 

なぜ、SAKE DIPLOMAを取得したのか

 

僕自身、福島県出身ということもあり、ワインの勉強をしていくうちに日本酒にも興味が湧いてくるようになりました。

ソムリエ協会でもこの資格を始めたということで、取らないわけにはいかないだろうと。

 

最近はワインを中心に扱っていたフレンチレストランなどでも日本酒が提供されていたり、フランスの三つ星レストランでも日本酒が提供されたりと日本酒の価値が見直されてきています。

 

日本酒の味わいは幅が広く、様々なジャンルの料理と合わせることができます。

 

それで最近ではフレンチレストランなどで日本酒とフランス料理のペアリングなども取り組まれています。

  

まとめ

というわけで、せっかくSAKE DIPLOMAも取得したので、日本酒についての記事も今後書いていきたいと思います。

 

この資格が始まってからまだ3年目なので、知名度的にはまだまだですが、SAKE DIPLOMAの名に恥じぬように勉強していきたいと思います。

そして、この資格の価値を上げるのは自分たち自身!頑張ります!

 

【ワインレビュー】シャトー・モンペラ

今回もワインレビューしていきます!

 

今回はフランスボルドー「シャトー・モンペラ」

 

このワインを飲んだことがある人も多いかもしれません。

ワインを題材にした漫画「神の雫」で主人公が一番最初に飲んだワインで有名ですね!

その時、主人公はこのワインを飲んで「ロックバンドの”クイーン”のようなワイン」だと表現していました。

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 シャトー・モン・ペラ

品種:メルローカベルネ・フランカベルネ・ソーヴィニヨン

産地:フランス、ボルドー地方

外観:ガーネット色

香り:ブラックベリー、カシス、プラム、生肉、樽、イースト、

おすすめの温度:15度〜17度

 

 

2001年以前は日本では無名なシャトーだったが、「神の雫」で紹介されてから一気に人気が爆発。その人気に見合ったワインのポテンシャルも兼ね備えているからこそ、未だに人気のワインとなっています。

シャトー・モン・ペラは1864年のガイドブックにも載っているほど古くて歴史のあるシャトーです。粘土石灰質土壌の斜面に約100ヘクタールの畑を所有している。

モン・ペラの品質が向上し始めたのは1998年に「ル・パン」など有名なボルドーの右岸ワインを手掛け、Mrメルローとも呼ばれる天才醸造家ミッシェル・ロラン氏を招いて醸造法を改善していったからなのです。

減農薬農法のリュット・レゾネを採用したり、平均樹齢30年以上のブドウ樹から6〜8房という格付けシャトー並に収穫量を減らして、凝縮感を高めたりなど。

その結果、ドイツのワイン専門誌「ヴァインレーゼ」においてメドック格付け第一級シャトーである「シャトー・マルゴー」や「シャトー・ラフィット・ロートシルト」などの92点を上回り、94+点という高得点を獲得しました。

 

 

全体的な評価

かなりコスパの良いワイン。

僕はこのワインを2000円ぐらいで購入しました。

抜栓してすぐはまだ硬い印象。

香りは生肉や乾いた土のような香りに少し黒い果実の香りがしました。

口に含んでみると酸味が少し際立っている感じ。抜栓したてっていうのもあるかもしれないけど。時間が経てば表情が変わってくるかも。

レアめに火入れした牛肉のようなニュアンス、ステーキなどの肉料理には最高に合うと思います。

 

ちょびちょび飲みつつ、1時間半ぐらい経ったら思った通り表情が変わってきました。

果実味が爆発。カシス、ブラックベリー、プラム。そして微かにブラックチェリー。

これが「シャトー・モン・ペラ」かと。ボルドーのクラシックさがありながらも現代的で、あとから爆発的な果実味。

このようなところが漫画で言うところの「ロックバンド”クイーン”のようなワイン」というところでしょうか。

 

個人的には土っぽさや、湿った草原のようなニュアンスも受け取れたので、早朝の朝露に濡れた牧場にいるようなイメージが浮かびました。 

 

デイリーワインとしてはかなりレベルが高い一本です。

ぜひ、お試しあれ!!