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ソムリエ一年生がワイン初心者向けにワインのことや、ソムリエ試験受験者のためにソムリエ試験対策などについて書いていきます。

ワイン初心者向け!ボルドー地方について解説!

 

以前にブルゴーニュ地方について書いたので、今回はフランスの2大銘醸地の一つであるボルドー地方についてワイン初心者向けに書いていきます。

 

ブルゴーニュ地方についてはこちら。

 

coffeesugar.hatenablog.com

 

 

ボルドー地方とは??

まずボルドー地方はどこにあるのかということなんですが。

下の地図を見てください。

ボルドー地方はフランスの南西よりにあります。

 

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出典:

https://ameblo.jp/artomoh/entry-11966106346.html

 

気候は大西洋の影響を受ける海洋性気候。

ボルドー地方はブルゴーニュ地方とならぶフランスの2大銘醸地です。 

ブルゴーニュ地方は一つの品種を用いてワインが造られますが、

ボルドー地方のワインはいくつかのぶどう品種をブレンドして造られます。

赤ワインだったらカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローのブレンドが多いですね

。他にはプティ・ヴェルドだったりカベルネ・フランだったりもブレンドされることが多いです。

白ワインだとソーヴィニヨン・ブランやセミヨンという品種をブレンドして造られることが多いです。 

 

ボルドー地方にはドルドーニュ川、ガロンヌ川、ジロンド川の3つの川沿いに産地が広がっています。

これらの川を中心として「右岸」「左岸」という言葉がボルドー地方ではよく使われます。

詳しく言うと、ドルドーニュ川からジロンド川にかけて右側が「右岸」。

ガロンヌ川からジロンド川にかけての左側が「左岸」と呼ばれています。

この右岸と左岸で造られるワインが違ってきます。

正確にいうと栽培される品集が違ってきます。右岸ではメルローという品種が主に栽培され、左岸ではカベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されています。

これは土壌の違いで右岸はメルロー種を栽培し易い粘土質土壌。左岸はカベルネ・ソーヴィニヨン種を栽培しやすい砂利質土壌となっているからです。

 

ボルドー地方のワインの特徴

ボルドー地方は赤ワインが有名ですが、高品質な白ワインもたくさんあります。

ボルドー地方の白ワインはソーヴィニヨン・ブランとセミヨンという品種をアッサンブラージュ(混ぜた)したタイプが多いです。

また、多くの白ワインが樽熟成され、ずっしりとしたタイプの白ワインになる。

 

赤ワインは先に説明したように大きくわけて2つのタイプになります。

メルローを主体とした赤ワインはタンニンがなめらかになり、果実味がしっかりとしたワインが生み出されます。

一方でカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインはタンニンがしっかりしていて、どっしりとしたワインに仕上がります。

 

 

ボルドー地方のワイン市場における立ち位置

ボルドー地方を代表するブレンドであるカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの赤ワインの組み合わせ、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンの白ワインの組み合わせは「ボルドーブレンド」と呼ばれており、世界中でボルドーブレンドのワインが生産されています。

このことからもわかるようにボルドー地方はフランスを代表するだけでなく、世界を代表する銘醸地であることがわかります。

ボルドー地方とブルゴーニュ地方はフランスの2大銘醸地であり、世界の2代銘醸地でもあるのです。

 

格付け

ボルドー地方には独自の格付け制度があることでも有名です。

「5大シャトー」なんていう言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

「5大シャトー」とは、メドック地区の格付けにおいて一番上の1級に格付けされている5つのシャトーのことを言います。

その5つというのが

シャトー・ラフィット・ロートシルト

シャトー・ムートン・ロートシルト

シャトー・オー・ブリオン

シャトー・マルゴー

シャトー・ラトゥール

です。

この1級の5つのシャトーが、いわゆる「5大シャトー」と呼ばれています。

 

メドック地区の格付けは5階級に格付けがされており、全部合わせて61シャトーが格付けされています。

余談なんですが、実はこの格付は1855年のパリ万博の際に制定されたものであり、それ以降ほとんど改定されていません。なので、現代に即した格付けではないという声もあります。

しかし、「5大シャトー」をはじめとして格付けされている61シャトーは未だに根強い人気があります。

 

  

ボルドー地方の地域

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ボルドー地方は大きく分けて5つの地域があります。他にも地域はありますが、重要な主要地域のみ簡単に説明していきます。

メドック地区

一番重要な地区です。

上記で説明したメドックの格付けシャトーがある地域です。

この地域は「左岸」に位置しており、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体としてタンニンが効いたしっかり目のワインが生産されています。

 

グラーヴ地区

「グラーヴ」とは砂利の意味でカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした赤ワインとソーヴィニヨン・ブランを主体とした白ワインも有名です。

こちらも「左岸」に位置します。

 

ソーテルヌ地区

こちらも「左岸」。

この地区は霧が発生しやすいエリアで、ぶどうに貴腐菌が繁殖し易い地域となっているため「貴腐ワイン」が盛んに生産されている地区です。

ソーテルヌ地区で生産される貴腐ワインは高品質で世界三大貴腐ワインの一つとして数えられています。 

 

サンテミリオン地区

こちらは「右岸」の地域です。

先に説明したように「右岸」のこの地域はメルローを主体としたタンニンが滑らかで、果実味のあるワインが多く生産されています。

 

ポムロール地区

こちらも「右岸」。ポムロール地区はメルローを主体としてカベルネ・フランがブレンドされることが多いです。

ボルドー地方で最も高価なワインと言われているシャトー・ペトリュスはこのポムロール地区に位置しています。

 

まとめ

ここまでワイン初心者向けにボルドー地方について解説してきました。

少しでもワインの銘醸地ボルドーについて理解が深まっていれば幸いです。

ボルドー地方のワインを理解するにはやはり飲むことが一番!

2000円台からでも美味しいボルドーワインがあるので、ぜひ試してみてください!

また近いうちにおすすめのボルドーワインをご紹介したいと思います!