ソムリエ&Sake diplomaによるワインと日本酒のブログ

ソムリエとSake diplomaの資格を持つ僕がワインと日本酒についてあれこれ書いていくブログです。

シャンパーニュ地方について解説してみた

さあさあ、今回はスパークリングワインの頂点に君臨するシャンパンを生産しているシャンパーニュ地方について解説していきます。

 

シャンパーニュ地方はどこにある?

シャンパーニュ地方はパリから120kmほどのところにあります。
高速鉄道TGVを使えば45分ほどでいけます。

僕はいったことはないですが。笑

 

シャンパーニュ地方

 

フランスのワイン産地の中では最北端になります。
シャンパーニュ地方の主要都市であるランスの緯度は49.5度とぶどうが生産できる緯度は30〜50度と言われているのでぶどうを栽培できる地域のほぼ北限にあります。
日本の最北端である北海道の択捉島でも緯度が45度なので
どれだけ北に位置しているかがわかるかと思います。

 

シャンパーニュ地方は主に3つの地域に分かれています。
この三つの地域を覚えておくだけでも他と差をつけられるでしょう。
・モンターニュ・ド・ランス
・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
・コート・デ・ブラン

 

それぞれの地域についても解説したいのですが、長くなってしまうのでまた別の記事にまとめます。


シャンパーニュ地方の歴史


シャンパーニュ地方では、4世紀ごろからワインが造られていましたが、「シャンパン」が生まれたのは17世紀のこと。
一番有名なシャンパン「ドン・ペリ」ってありますよね?
あれの正式な名称が「ドン・ペリニヨン」と言うんですが、実は人の名前なんです。
このドン・ペリニヨンこそが現在の「シャンパン」の歴史を作ってきた人物なんです。
シャンパンは様々なぶどう畑で栽培されたぶどうを選別してブレンドして品質の高い味わいを表現しています。
この製法を確立したのが「ドン・ペリニヨン」なんです。
いまではどこのシャンパーニュメゾンでも行われている製法です。

 


 

 

シャンパーニュ地方は土地柄、戦場になることが多い土地でした。
第一次世界大戦では、西部戦線の激戦地となりました。
シャンパンを保管するために掘られていた地下のカーヴが戦火から人々を守る防空壕のような働きをしたとのことです。
このような歴史的な背景や高台から一望できる葡萄畑の景観の良さが「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」としてユネスコ世界遺産に2015年に登録されました。

 

 

シャンパーニュ地方はシャンパンだけではない!

シャンパーニュ地方で栽培が認められている品種は7種類あり、そのうちの3品種が99.7%を占めています。
その3品種がシャルドネピノ・ノワールピノ・ムニエ
なので、この3品種を覚えておけば問題ないでしょう。
基本的にはこの3品種を組み合わせてシャンパンは作られています。
実はシャンパーニュ地方では「シャンパン」以外の発砲していないワインも造られているんです。
それが「コトー・シャンプノワ」と「ロゼ・デ・リセー」
この二つのワインはシャンパーニュ地方の南部のコート・デ・バールという地域で生産されています。
17世紀にシャンパンが生まれるまでは、ピノ・ノワールから造られた赤ワインがメインに生産されていました。
今となってはシャンパンがメインになり、コトー・シャンプノワやロゼ・デ・リセーは生産量が少ない希少ワインになりました。

 

シャンパーニュ地方のグラン・クリュ やプルミエ・クリュ

シャンパーニュ地方にもグラン・クリュ やプルミエ・クリュが存在します。
グラン・クリュの数は17、プルミエ・クリュが44あります。

ソムリエ試験を受験するときにはグラン・クリュは全部覚えましたが、もうほとんど忘れてしまいました。笑

さすがにグラン・クリュの名前を言われれば気づきますが、グラン・クリュの名前を全部言えと言われた無理ですね。。。

 


 


シャンパーニュの格付けはブルゴーニュなどとは異なり、「村」ごとに格付けされています。
シャンパーニュ地方のぶどうは、栽培農家とメゾンの間でその年ごとに決められる公定価格を元にして取引がされていました。
村ごとに80%〜100%の格付けが存在していました。
その公定価格の100%に格付けされているのが「グラン・クリュ」
90%〜99%で格付けされているのが「プルミエ・クリュ」となります。
この公定価格の制度は現在では廃止されていますが、格付けは今でも引き継がれている形になります。

シャンパーニュ地方のグラン・クリュ17個を全て覚えるのは大変なので、下記の3個だけでも覚えておけばシャンパン選びの際に困ることはないと思います。

  • ヴェルズネイ

モンターニュ・ド・ランス地域の中にある村で、モンターニュドランスの中では最良のピノ・ノワールを生み出す村として有名です。

  • アイ

ここはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地域に位置する村です。
この村もピノ・ノワールが有名です。
そして、アイ村には「ボランジェ」や「ゴッセ」などの有名なメゾンが拠点を置き、「モエ・エ・シャンドン」がこの村の優良区画の大部分を所有しています。

  • アヴィーズ

コート・デ・ブランに位置するグラン・クリュ。
ジャック・セロス等有名な造り手が数多く本拠地を置いている村でもある。
とても品質の高い、エレガンスなシャルドネが生産されている。

 

まとめ


今回はこんなところでしょうか。
また機会を改めてグラン・クリュ の詳細について書きたいと思います。
また、シャンパンの造り方についても別の記事で書く予定なので、楽しみにしていてください!